「デジタルで見られるなら処分も」地下駐車場美術品で大阪府特別顧問 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20230818/k00/00m/040/192000c
要約
大阪府が持っている美術品105点が、大阪市の咲洲庁舎の地下駐車場に置かれていることが問題になりました。
府は、美術品を専門家チームで話し合って、どう使って守るか考えることにしました。
府のトップである吉村洋文知事は、今月中にその美術品を地下駐車場から別の場所に移す準備を始めると言いました。
新しい場所は、府が持っている施設の中から選ぶ予定です。
チームは今後、105点の美術品をどう活かすか、どう大切に保護するかについて話し合い、今年の秋に中間報告をまとめて、来年の2月ごろに最終報告をまとめる予定です。
このチームには、美術に詳しい人たちや専門家が入っています。府側からは、美術品の集め方や今の保存状況などについての説明がありました。
委員の中からは、「ただ美術品を見せるだけでなく、どうして大切なのかや、時代背景なども伝える方法を考えないと、分かりにくいかもしれない」という提案も出ました。
特に、大きな美術品については、これをどうやって大切にするかという問題が議論されました。ある人たちは、美術品を売ることも含めて考えるべきだと言いましたが、別の人たちは、公立の美術館では美術品を売るのは難しいと反対しました。
府は、美術品をデジタルで見ることができるウェブサイトを作ることも考えているので、上山信一さんと一部の人たちは、実物の美術品を持っている必要はないかもしれないと言いました。
でも、別の人たちは、実物の美術品を持つことが大切だと言いました。