1月に、東京音楽大学（東京都目黒区）に怖いメッセージを書いたファクスが送られました。
その中には、爆弾を爆発させたり、人を殺すと書かれていました。
このことで、警察の捜査チームが動き、26歳の大熊翔さんと22歳の佐藤直さんという2人の人が逮捕されました。
大熊さんは仕事をしていない人で、佐藤さんは東京農工大大学院生で勉強している学生です。
この2人は、他にもたくさんの大学や市役所に同じようなメッセージを送った疑いがあります。捜査の人たちは、2人が本当に関わっているかどうかを調べています。
大熊さんは、インターネットの悪いことに興味があり、怖いメッセージを送ることを考えた時、自分のことを注目させたかったと言っています。
佐藤さんは、怖いメッセージを送ることで大きな問題が起こるのを楽しいと思ったそうです。
捜査によると、2人はインターネットを使って、自分たちの場所を隠すTorとよばれる方法を使って怖いメッセージを送りました。
そして、たくさんのメッセージを送るサービスを使いました。捜査の人たちは、このサービスを使った履歴が30万件以上残っていることを確認しました。
2人は、ネットの掲示板で「恒心こうしん教」というグループのメンバーだと言っています。そして、大学に送った怖いメッセージには、そのグループの人たちの名前が使われていました。
この問題で、昔から攻撃を受けていた弁護士の人も関わっています。弁護士の人は、「テロと同じぐらいひどいことをされた。大きな影響を受けた」とコメントしました。
2人は恒心教というグループに興味を持ち、ネットで知り合いましたが、実際に会ったことはありませんでした。
怖いメッセージには、「ナリ」という言葉や「334」という数字が使われていました。これらは恒心教特有の言葉です。この問題は、ネット上での攻撃やいじめが大きな問題になっていることを示しています。
恒心教とは
「なんJ」という掲示板で起こった出来事が、特定のユーザー「チンフェ」の行動を中心に炎上を引き起こし、弁護士「唐澤貴洋」が介入して更なる混乱を生み出しました。
ネット上での誹謗中傷やトラブルが広がり、一部のユーザーは「恒心教」という名前で唐澤弁護士を茶化すためのコンテンツを創りました。
これはユーザー同士のインターネット上の出来事であり、宗教とは異なります。
