「X」というソーシャルメディアが、新しいプライバシーのルールを作成しました。9月29日から、Xはユーザーの身体的情報や、学校や仕事の経歴を集めるようになります。特に、Xプレミアムというサービスを利用している方々が、この対象となります。また、Xプレミアムのユーザーは、自分の写真や身分証明書を提出する必要があります。
Xはこの情報を使って、ユーザーに合った仕事の紹介や広告を見せるかもしれません。また、Xは最近、技術系の人材紹介サービスを買収したため、今後、求人紹介などのサービスを行うかもしれません。
専門家のリバティ・ヴィッタート教授は、Xがこのような動きをする理由として、他のビジネス向けサイトとの競争を挙げました。ただ、教授は、雇用者がユーザーの投稿内容などを見て、採用の判断をする恐れがあるため、ユーザーは注意が必要だと話しています。
一方、ステファニー・ヘア博士は、Xが多くの情報を収集するものの、それはユーザーの同意がある場合のみであり、無理やり情報を取るわけではないと説明しています。
また、Xの所有者であるイーロン・マスク氏は、今後、Xにビデオ通話や音声通話の機能を追加する計画もあると話しています。これは、スマホやパソコンで使え、電話番号は必要ないとのことです。
ちなみに、動画アプリ「TikTok」も、アメリカでユーザーの身体的情報を集めています。しかし、同社のリーダーは、特定の個人情報は使っていないと話しています
最後に、マスク氏はXをさらに便利なアプリにしたいと考えており、これからも新しい機能やルールの変更があるかもしれません。
「X」がプライバシーポリシー改定 利用者の生体情報や職歴など収集へ